リメディアルセラピーとは
自然療法が盛んな国といえばオーストラリアや欧州です
その代表格とも言える治療用セラピーがリメディアルセラピーです
(リメディアル(remedial)とは直訳すると、『治療する』、
セラピー(therapy)には、『療法』という意味があります。直訳すると治療的な療法という意味になります。)
ヒトのカラダにあるすべての器官にアプローチできることが特徴です。
「直す。」から「直さない。」ためのケアへ。
リメディアルセラピーでは、
神経や筋膜、そして、関節など、人のカラダにある全てにアプローチ出来ます
ヒトのカラダにはいくつもの器官があることを、ご存知でしょうか、骨、筋肉、歯、内臓…だから、一つのマッサージ方法では悩みの根本の原因にたどりつけないことが多くあります。
また、悩みの「本当の原因」にたどりつかない結果、症状のぶり返しが起こりやすい。だから、「直す。」ために繰り返しマッサージに通うことになります。
そこで、
ここに着目したのが、
リメディアルセラピー。
自分の本来持っているカラダの働きを
とり戻し、
繰り返されるカラダの悩みから卒業。
そんな、
直さなくてもいいカラダづくりへと導きます。
こんな、カラダの悩みへ。
- 四十肩・五十肩など、カラダが動かなくて、困っている。
- ひざの痛み・腰のいたみなど、カラダのどこかが痛い。
- 猫背やカラダが傾いてる、などの、姿勢に関する悩み。
- ダイエットをしているはずなのに、思うようにいかない。
- 顔色が悪い?最近つかれてる感じがする
- 運動のパフォーマンスが伸び悩んでいる
リメディアルセラピーの歴史
リメディアルセラピーは、1960年代に英国や豪州を中心に治療法として広まっていったと考えられています。
リメディアルセラピーの基本にはインド、中国などの古来のマッサージを基本としたものや整骨やカイロプラクティクス、理学療法といった療法からも技術をとりいれ発達してきました。
オーストラリアでのリメディアルセラピー
オーストラリア政府も認めた、予防療法として位置づけられているセラピーです。
オーストラリアでは自然療法や代替療法をはじめとした予防を目的とした療法がさかんで、国をあげて予防医療をに力をいれています。
そして、このリメディアルセラピーは予防療法として民間医療保険の適用対象になっています。
オーストラリアの保険事情!?
オーストラリアでは国民健康保険をつかえる範囲が日本とちがい、せまいです。
たとえば、救急車や病院のカウンセリング代、歯科治療、眼科などは国民保険がつかえません。
そのため、大切になってくるのが民間医療保険です。
民間医療保険には、国民保険でまかなえない範囲と、それにくわえ、病気や不具合をおこさないための予防医療とがふくまれています。
リメディアルセラピーは他のマッサージと何がちがうの?
例えると、”修理” と ”メンテナンス” とのちがいです。
通常のマッサージはは、”修理” の側面がつよいですが、リメディアルセラピーは、「その、どちらも。」です。
マッサージというと何を思い浮かべますか?例えばタイ古式マッサージ、指圧、リフレクソロジーなどでしょうか
これらのマッサージは基本的には疲れたときに行ったり、肩や腰が凝ったときに行くことがほとんどです
そう、カラダを「治す」という目的のためにマッサージに行きます。
これはモノに例えると”修理”ということになりますね
リメディアルセラピーでは、
”修理” と ”メンテナンス” をわけて考えるのではなく、一連の流れとしてとらえます
修理
壊れたもの、正常に動作しない状態のもの
(本来の役割がはたせない、または、一部の機能が使えない)
を、正常な状態にもどすことをいう。
メンテナンス
現状は正常に動作している、
または、正常に動作はしているが動きがわるいなどの物の点検や調整をします。目的として、故障の予防や、モノの寿命をのばすためにおこなうものです。
リメディアルセラピーでは、解剖生理学や姿勢学・運動学などの人間のカラダに関する知識をベースに、
スウェーデン式マッサージ、筋膜リリース、マッスルエナジーテクニック、トリガーポイント、骨盤調整などの手技をおこないます。
知識と技術の組み合わせで、・血液やリンパの流れ、・筋肉の緊張、・姿勢の歪みを取り除き、カラダの内面を整えることで生き生きとめぐるカラダを取り戻します。
日本では2009年に日本予防医学推進委員会より、代替医療として役立つ技術であると認定を受ました。
*リメディアルセラピーは、日本の国家資格ではありません。また、医療行為・治療を行うものではありません。